豊後水道ふぐ 柳井商店

2020/06/19 14:38

瀬戸内海と太平洋の波がぶつかり合う、
日本でも有数の好漁場『豊後水道』
関あじ関さばは一大ブランドとして
全国的にも有名です。

とらふぐにおいても、豊後水道で獲れる
最盛期の天然ものは
最高級とされ、数多くの食通の舌を
うならせてきました。

『豊後水道』に面した大分県佐伯市。
その佐伯市に古くから伝わる言葉があります。

『佐伯の殿様 浦でもつ。浦の恵みは 山でもつ。』

先人はこの自然の豊かさに感謝しながら、
海の恵みを最大限生かすすべを
今に伝えてくれました。
その教えは今でも佐伯市に
力強く根付いています。

そんな町と人に育てられ
今の柳井商店があります。

とらふぐ専門店として、

大分県佐伯市で1980年に創業。

業務用から家庭お届けまで。

創業当時から変わらないことは、

昨日より今日、今日より明日、

とらふぐと向きあい

常に前に進むことです。

品質安定のため生産者と専属契約をし、

とらふぐの養殖を行っています。

水揚げのタイミングは0.8Kgサイズが

主流の中、身のしまり、弾力、旨み、

 出汁の出方すべてにおいて評価の高い1.0~1.2Kgサイズに限定し行います。

1生簀で飼育するとらふぐの数は

普通の大規模養殖の2/3以下です。

生産効率は落ちますが

生簀内の酸素が十分確保でき、

またふぐが自由に動き回れる範囲での

養殖を行うことができます。

養殖場から加工場は車でわずか5分。

とらふぐになるべくストレスを

与えないよう、専用の活魚車で

水温と酸素量を調節し、

3基の水槽へ運びます。

水槽には常時600本程度備蓄でき、

常にいい状態で とらふぐを加工する

ことができるようになっています。

加工場には床暖房、電解水、

まな板包丁の殺菌機械等を設置し、

 高い衛生状態が保てるように

なっています。

1990年に世界初となる

ふぐの皮すき機を開発。

これまで熟練の職人にしかできなかった

皮すきの作業を機械化し

生産性を大幅に向上させました。

熟練の職人により手際よく加工し、

専用の冷蔵庫で保管、

また冷凍商品に関しては

プロトン凍結機を使い

高い品質で出荷することが可能です。



豊後水道の恵みに感謝しながら

地域の資源や特性を生かし、

安心・安全な食品加工・流通を

目指しています。